メタボ健診(特定健診) ~動脈硬化~
現在の健康診断は、腹位が男性85センチ、女性90センチ以上あると内臓脂肪が多く、血圧、悪玉コレステロール、中性脂肪、血糖値を測定し生活習慣病のリスクを調べます。動脈硬化が進行して起こる心臓病や脳卒中などの原因となる生活習慣病の予防が目的です。メタボ健診では、動脈硬化が起きているかさらに詳しく調べます。血栓やコレステロールなどの血管病変が見える頸動脈のエコー検査や、動脈の硬さや詰まり具合がわかる血管年齢検査で血管障害があるか調べることが大切です。さらに血圧、コレステロール、血糖値の程度から将来の脳卒中、心臓病の予防や生活習慣の改善を指導し、また薬により動脈硬化を治すこともできます。血液検査だけでなく、動脈の状態がはっきりわかる頸動脈のエコー検査、血管年齢検査はメタボリック症候群の予防には必須の検査で、外来でも簡単にできますので、一度受けてみてください。
※マイタウン21あさお版 2010年5月1日号掲載