「アクアピア新百合」開設後6ヶ月を振り返って
アクアピア新百合は、昨年(平成19年)6月18日開設以来、約6ヶ月あまりが過ぎました。この施設は、「水」、「食」、「蔵」をテーマに建設しました。「水」は、室内プール、お風呂や庭の池であり、井戸を掘ってプールや池の水を供給すると同時に、水道以外に飲料できる井戸水は災害時の2系統のライフラインを考えて造りました。さらに「食」は、新調理方法を採用して、毎日自分の好きな方のメニューを選択できるように、三度の食事の楽しみを実現しようと真空調理や大きな冷凍庫、冷蔵庫を備え、火を使わないオール電化のシステムの調理場にしました。また「蔵」は、関東大震災でもびくともしなかった建物ですが、その中を改装して畳を敷き、いろりを堀り、地域の交流や趣味の場として使えるようにしました。蔵を中心に取り囲む施設は、庭や蔵がよく見えるようにガラスを多く使い、明るい開放的な施設になっています。半年経ってみますと、池の金魚はずいぶん大きく育ち、蔵の脇の庭は茶室の前庭となった小さな日本庭園に変わりました。施設の庭には、果樹や野菜なども育ちました。施設のサービスは、まだまだ未熟でもっとこれから向上するべく努力中ですが、プールを利用した水中リハビリは、利用者にも非常に好評で、リハビリ効果も目を見張るものがあります。車いすの人でも水中で自由に運動ができ、すでに自立した歩行ができるような人もおられます。それから、皆さん水の中にはいると、精神的にリフレシュされるのかにこにこ笑顔が絶えません。実はこのプールの維持費は非常に高く、その維持管理は頭痛の種ですが、それ以上に皆さんが喜ぶ笑顔は、職員一同つくってよかったとなあと思います。そんな風に6ヶ月が過ぎましたが、たまたま小生が設立時に記念して書いた「自立力」という本が産経新聞の記者の目にとまり、先日取材を受け、記事になりました。プールでの水中リハビリを介護予防に積極的に活用した施設として、活気ある介護施設として取り上げられました。2月13日の朝刊に掲載されています。この記事の内容をさらに実現すべく職員一同頑張りたいと思いますので、今後ともアクアピア新百合を、皆さんが楽しんでご利用していただけるよう職員一丸となって、いいサービスを提供して喜んでもらえる施設を目指して、頑張ります。皆様のご指導をよろしくお願いします。