「カサ・ネバ・ダル・フラ」経口補水液で脱水予防
冬に起こる隠れ脱水には、普段の生活で目安となる体の声があります。体のサインは「カサ」「ネバ」「ダル」「フラ」です。
①「カサ」は、皮膚がカサカサになる(空気の乾燥のため)、②「ネバ」は、口の中の唾液がネバネバになる(脱水の始まり)、③「ダル」は、やる気や活気がなくなる(脱水の初期から現れる)、④「フラ」は、めまいや立ちくらみなどでフラッとする(脱水がかなり進行している)状態です。
この「カサ」「ネバ」「ダル」「フラ」の四つの体のサインを覚えてください。「カサ」「ネバ」の初期の段階で経口補水液をとれば、冬の隠れ脱水は自宅で防ぐことができますし、予防もできます。
冬場の風邪やインフルエンザ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎などは、発熱、下痢、嘔吐の症状が原因で脱水を引き起こしやすくなります。また、空気が乾燥しているので室内の湿度を50~60%前後に維持してください。加湿器を使って湿度を保ち、鼻呼吸や厚着をすることで皮膚や粘膜からの不感蒸泄を減らします。
最後に冬脱水を防ぐために大切なことは、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給、経口補水液で予防をすることです。朝起きた時・10時・3時のおやつ・お風呂に入った時・寝る前・夜トイレに起きた時など、意識的に水分摂取することをおすすめします。
(マイタウン H.25年2月原稿)