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記憶力の減退 ―物忘れを防ぐ方法―
年をとって記憶力が落ちるのは仕方ありません。脳の神経細胞(ニューロン)が日々死んでゆき、脳は萎縮していくのだからと多の人は考えています。しかし、それは誤解で、大人になっても新生ニューロンは生まれ、脳は新しく再生しています。このニューロンは改変する能力が高く、経験や刺激に応じて変化し、機能は高まります。つまり刺激によりこのニューロンは増やせるので、記憶力も向上させることができます。このニューロンを増やす刺激は、運動・学習・睡眠であることがわかってきました。具体的には、①まず歩くことです。運動すると血流が良くなり、脳血流も増え、新生ニューロンが育つために必要な養分が毛細血管から供給されやすくなります。②さらに新しい事に挑戦してみることです。一日7時間ぐらいしっかりと睡眠をとり記憶力の減退を防ぎましょう。今年はまず、「散歩する」「階段を歩いて登る」ことから始めませんか。
※このコラムは、マイタウン21発行の「あさお版2009年3月1日号」に、掲載されたものです。